説明
ソロ・ホルンと管弦楽による自由な形式の協奏曲として、保科アカデミー室内管弦楽団第10回定期演奏会のために作曲。
その後、ユーフォニアム奏者の小久保まい氏の委嘱を受け、ソロ・ユーフォニアムのための独奏曲として編曲された。
編成のバリエーションは多岐にわたり、ホルン用の楽譜のみEdition BIM社で取扱。
ピアノリダクション版は、第21回イタリア・ポルチア国際ホルンコンクールの本選課題曲に使用された。
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ご注文の際に、管弦楽版、吹奏楽版のどちらをご希望か、かならず備考欄にお書きください。
■ 編成バリエーション
- ソロ・ホルンと管弦楽
- ソロ・ホルンとピアノ(ピアノリダクション)
- ソロ・ユーフォニアムと吹奏楽
- ソロ・ユーフォニアムと管弦楽
- ソロ・ユーフォニアムとピアノ(ピアノリダクション)
■ 委嘱経緯等
保科アカデミー室内管弦楽団第10回定期演奏会記念委嘱作品
■ 初演データ
ソロ・ホルンと管弦楽のための
- 初演 2007/1/21
- 場所 倉敷市芸文館
- 指揮 秋山隆
- 演奏 杉本賢志(Hn.)保科アカデミー室内管弦楽団
ソロ・ユーフォニアムとピアノのための
- 初演 2020/2/25
- 場所 東京文化会館
- 演奏 小久保まい(Euph.) 新納洋介(Piano)
■ CD
「巫女の舞」小久保まい(Euph)・稲垣満有子(Piano) 日本ウエストミンスター株式会社(JXCC1121)
■ プログラムノート
巫女の舞は、もともと独奏ホルンとオーケストラのための協奏曲として、2006年に保科アカデミー室内管弦楽団の東京公演を記念して作曲されたものである。このホルン協奏曲は、ピアノリダクション版がスイスのEdition BIM社より出版され、2009年にイタリアで行われたポルチア国際ホルンコンクールにおいて本選の課題曲として取り上げられた。以来、ブルーノ・シュナイダーをはじめ世界のホルンプレイヤーに演奏されている。
ユーフォニアム版は、2019年に小久保まいの委嘱を受け、ユーフォニアムとピアノのための巫女の舞として、ピアノリダクション版をもとに改作された。改作にあたり、調性を2度下げた上で、ピアノパートに大幅な変更が加えられている。ユーフォニアム版は2020年2月に東京文化会館で、委嘱者の小久保まいのソロ・リサイタルにて初演された。
曲はソロ楽器による主要モティーフの勇壮な提示で始まり、すぐにAndantinoの比較的長い序奏に入る。序奏ではソロと伴奏が主要モティーフを随所に織り込みながら叙情的なフレーズを奏でつつ主部へと続く。Aregro ritmicoの主部は、3/4拍子と7/8拍子が交互に続く非常に特徴的なリズムで構成され、情熱的な舞を表現する この曲の最も魅力的な部分だが、ソロ楽器とピアノの高度な技術力と アンサンブル力を要求される部分でもある。情熱的な盛り上がりを見せた後、中間部で序奏のフレーズが短めに再現されるが、すぐにAregroに戻ると更に熱狂的に盛り上がり、ソロのカデンツ的なフレーズでクライマックスを迎える。カデンツが沈静すると 、すぐに短いコーダに入り曲を閉じる。
全曲を通して旋法的な表情で統一され、随所にソロが自由に表現できるフレーズが散りばめられており、奏者の個性によりさまざまな演奏が可能な楽曲である。
(敬称略)
■ 視聴音源
欧文名 | Miko Dance |
出版社 | Editions BIM |
原譜管理 | Hoshina Music Office |
改訂年 | 2022 |
発表年 | 2007 |
演奏時間 | 15:00 |
難易度 (1~5) | 5 |
取扱区分 | レンタル可 |
料金区分 | 一般レンタル料金 |
販売料金(税抜) | |
JASRAC作品コード |