Hoshina Music Office

保科洋 : 懐想譜

¥1,100¥35,200 税込

作曲者が兵庫教育大学を退官するにあたって吹奏楽部のために作曲。
作者がもっとも気に入っている曲のひとつでもあり、管弦楽にも編曲されている。

 

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説明

■ 委嘱経緯等

作曲者が兵庫教育大学を退官するにあたって吹奏楽部のために作曲

■ 初演データ

  • 初演 2001.3.10
  • 場所 明石市民会館
  • 指揮 保科洋
  • 演奏 兵庫教育大学吹奏楽部

■ 他編成

  • 管弦楽

■ CD/DVD

  • 青春讃歌 vol.3 2000~2003 / 保科洋 / 常総学院高等学校吹奏楽部 /  ブレーン (BOD-3011)
  • 響宴 V ~  21世紀の吹奏楽 / ブレーン (BOCD-7458)
  • 保科祭 / ブレーン(OSBR-34008)

■ 作曲者によるプログラムノート

この曲は、私が兵庫教育大学を定年退官するにあたって、同大学吹奏楽部のために作曲したもので、退官を目前にした私の心境と吹奏楽部への想いを綴ったものである。

 人生も終わりに近い老人が、庭のベンチでコーヒーを味わいながら、過ぎ去った日々を懐かしんでいる。回想的な旋律が、想い出を映し描く走馬燈のように微妙に変形しつつ繰り返されて行く。あるいは静かに、あるいは高揚して。

突如、老人は夢の中で若返ったかのように錯覚して、年もわきまえずに踊り始める。しかしすぐに疲れ果ててしまい、おぼつかない足取りでまたベンチに座り込む。

午後の陽はすでに黄金色に傾いている。冷めてしまったコーヒー、遠くかすむ青春、そして、おぼろげに繰り返される《懐想譜》‐‐‐‐。

このような情景をイメージして作曲したもので、個人的には自分の心境を素直に表せたと思っている。

この曲は、最初に奏される短い旋律がさまざまに変化しながら繰り返され、その情緒を反映するかのように対位旋律がまとわりついている。これらの微妙な変形は、そのままこの曲の音楽的抑揚を暗示しており、曲想の表現に寄与している。その意味では、音楽的な楽譜の読み方、さらには、それらを表現するために必要な音色や歌い方などをトレーニングするのに適した曲ともいえよう。

(文責、保科 洋)

 

欧文名 Mnémosyne ~ Souvenirs d'année en année~
出版社 Hoshina Music Office
原譜管理 Hoshina Music Office
発表年 2001
改訂年 2001
演奏時間 8:00
難易度 (1~5) 3
取扱区分 レンタル可
料金区分 一般レンタル料金
販売料金(税抜)
JASRAC作品コード

追加情報

演奏団体区分

小・中・高校, 一般アマチュア団体, プロ・セミプロ・音楽大学, スコア閲覧(レンタル期間10日間)