Hoshina Music Office

保科洋/貝殻の歌(混声4部合唱)

作詞・作曲ともに保科が手がけた初期の合唱曲。
この曲は、準備に少しお時間をいただきます。お問い合わせください。

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説明

■ 作詞

保科洋

名もなき 海辺の砂浜
その砂の中に うずもれた
一片(ひとひら)の貝殻

いつの日にか 対(つが)いの友を さがしあて
倖せの実をと 願う心
無常の波は 知る由もなく

その砂浜には あまた貝殻は 多けれど
対(つが)いの友には 似て非なるもの

あわれ 淋しき貝殻
真の友を知らずして
薄暗き海に 朽ち果てぬか

今もなお 波は静かに 打ち寄せぬ
けだるき泡を 砂浜に残して

 

■ 委嘱経緯等

東洋音楽大学の定期演奏会のために作曲。

■ 初演データ

  • 初演
  • 場所
  • 指揮 保科洋
  • 演奏 東洋音楽大学合唱団

■ 出版

  • カワイ合唱名曲選(1970) (絶版)

■ 作者のノート

この曲は、東洋音楽大学の定期演奏会のために書いたものである。
以前から合唱曲、特に中世ルネッサンス時代から15〜16世紀頃の合唱曲の美しさにひかれていたので、あのような合唱本来の持つ美しさ(決して器楽的ではない)を十分生かした作品を描きたいと思い、特にその中で人声の生み出すハーモニーの美しさを強調してみた。

作曲にあたって、詩を選ぶ際に非常に迷い、結局自分で詩も作ってしまったわけであるが、詩の出来具合はともかく作曲上の基本的な態度としての私の意図は表し得たと思っている。
それは人間の孤独感である。この絶対にさけられない宿命に自分はいかに対処するか、ということを、感じたままに貝殻に託して書いてみた。
演奏にあたっての注意としては、詩の内容については言葉通りであるが、ただその言葉のニュアンス通りに歌ってほしいことと、伴奏はできるだけひかえめにする、という二つの点に留意してほしい。

保科洋

 

欧文名 Song of shells
出版社 Hoshina Music Office
原譜管理 Hoshina Music Office
発表年 1964
改訂年 1964
演奏時間 5:00
難易度 (1~5) 3
取扱区分 販売可
料金区分 販売料金
販売料金(税抜)
JASRAC作品コード